自己啓発本は本当のところ役にたつのか!! その2

前回の続きです。
私見としてハウツウ本についての功罪について書いてみました。

 

私達の団塊の世代は地方の町に小さい本屋が1件ある位でした。
だからそこには限られた本しか無かったのです。

 

今の書店のように特別な物に特化した専門書などは
あまり売れないので店頭に並んでなかったのです。

 

高校3年生の夏休みに読書感想文が宿題としてだされました。
めんどうくさいのも手伝って小さい書店でハウツウ本を見つけました。

 

題名は「根性で生きる方法」というものでした。
今考えれば至極的を得たタイトルで、今でもあるような本でした。

 

適当に読んで適当に感想文をかいて提出しました。
大体俺という人間をよく表しているなと今思います。

 

他の仲間は「カラマーゾフの兄弟」とか巨匠の大作を読んでいました。
その授業の担任の先生が、感想文について批評してくれました。

 

誰それはこんな大作を読んでの感想文でした。
なかなかのものですとかなんとか言っていました。

 

私は別に興味がないので、上の空で聞き流していましたが、
こんな本なんかも面白いと思いますね、と私が書いた
感想文に触れられました。

 

そんなノウハウ本なんかを読んでいる者は皆無でしたので
耳を疑いました。

 

「これからあなた達の長い人生には克服せねばならないことが、
沢山遭遇します。」

 

「特に苦しい時もあるでしょう。
その時はこの書物の内容の如く、根性をだして生き抜いて下さい。
その意味ではなかなか示唆にとんだ内容の本です。」

 

私はびっくりしました。
立派な先生でも生きる事に悩むこともあるのだなと。

 

で卒業して同窓会があったときに学生時代の思い出話になり、
あの先生はどうしたとか情報通がいろいろなネタをご披露
してくれました。

 

その中で、読後感想文を紹介した先生の話題になったのですが
先生はある学校に転勤になり、その後自ら命をたったとのこと。

 

しばらく茫然として頭の中の整理がつかず、「どうして?」の
疑問だけが頭をかけまわっていました。

 

職業も安定し、地位も名誉もある人がどうしてそうなるのでしょうか?
人間はややばかな方が社会に適合するのかなと思いました。

 

全くネガティブな例で申し訳ありません。
でも人間はポジティブとネガティブな感情の間を揺れ動いて
いる動物だとおもいますよ。

 

ポジティブばかりでは絶対に疲れます。
自己啓発本はそのポジティブになることばかりを紹介しています。

 

かならずや人間は疲れます。疲れを知る生き物です。
ロボットのように地球を何周しても疲れないような人間はいません。

 

フロイト、ユング、マーフィー、パスカルも難しい理論を
我々に提供してくれていますが、どうすれば人間は今より
進化するかという理論ばかりですね。

 

自己啓発書には疲れを知らない哲人ばかりを引き合いに
だしてくるのが、常套の手段です。
著者はそのことが主旨だから余計にこれでもかと書きます。

 

そんな自己啓発書が正しいのでしょうし売れるのでしょう。
でも読者は生身の人間であることを忘れていると思いますが。

 

平凡な人間に「かつ」をいれるのが目的だからごく自然です。
と著者は反論するでしょう。

 

だからこそ自己啓発書をバイブルのように扱うのはいかがな
ものでしょうかと思うのは、私ひとりではないでしよう。

 

そんな風に自己啓発書のとらえ方もできるので、そんな時には
有名な人の随筆でも読むのが、
むしろ精神衛生上良いと思いますがあなたはどう思いますか。?

 

いいこと書いてあるな、位で忘れ去られるのがおちでしょう。

 

ではでは~

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