建築家安藤忠雄の奇跡!ついに「50の建築×50の証言」が出版!!

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「NA建築家シリーズ」に待望の安藤忠雄さんの登場です。

 

この「NA建築家シリーズ」は、
「建築写真に合わせて説明文が加えてある」だけでなく、

 

「建築家に関わる異色のゲスト
(例えば、藤森照信さんであれば、
東北大学の同期同窓の小田和正さんとの対談)」が
載っているので、建築本の中でも好きなシリーズです。

 

さて、安藤忠雄さんでシリーズ9人目の建築家
になるそうですが、好き嫌いはあるにせよ、

 

 

日本で最も有名な建築家である安藤忠雄さんが
これまで出ないなあと思っていたのですが。

 

 

編集部は最初に登場させたかったらしいのですが、
「常に前を向く安藤忠雄氏」本人から、

 

 

「過去に日経アーキテクチャーに掲載した雑誌
の記事やインタビューを建築家ごとに再編集してまとめる」
本シリーズの手法に「OK」が出なかったそうです。

 

 

ところが、2016年11月10日号で
「安藤忠雄、次代につなぐ」を特集した際、

 

 

読者から大きな反響があり、再度、安藤忠雄氏を説得し、
やっと本書出版に至った経緯があるとのことです。

 

 

従って本書も「安藤忠雄 次代につなぐ」
ベースに、大幅に「書下ろし」を追加する
という体裁となっているそうです。

 

で、本書のレイアウトですが、
年代別に4つのパートに分けられています。

 

・(60~70年代)安藤忠雄の原点を探る

・(80~90年代)環境問題や公共性を追求

・(2000年代)街や人との関係深める

・(次代につなぐ)人間力と人工知能のはざまへ

で、各々にあった時代別に、

・安藤氏へのインタビュー

・建築物件50件(建築中のものを含め52件)

・関係者への証言50件

という3つの内容が掲載されています。

 

現在までに346件の建築を作った安藤氏ですが、
代表的な物件が、建築中のものを含めると348件の

 

 

建築物を作ってきた安藤氏ですが、代表的な建築が、
各々2~4Pで紹介されていますので、
大きな不満はないと思いますと編集者はいっています。

 

 

それよりも嬉しいのは50の証言とあるように、
他のシリーズ本以上に多彩な人々具体的には、

 

・建築家(伊東豊雄、石山修武、隈健吾、坂茂・・・)

・建築評論家(井上章一、五十嵐太郎、藤森照信・・・)

・クライアント(コシノヒロコ、三宅一生、福武総一郎、
東佐二郎(住吉の長屋の住人)・・・)

・安藤事務所卒業者等々が各々の立場から、
それぞれの「安藤忠雄論」を語っていることでしょうか。

 

中には、今まで知られていなかった
「安藤忠雄氏の秘話」を語ってくれる人もおり、
非常に面白い内容になっています。

 

また、皆さんの中には、
「安藤忠雄氏が審査委員長を務めた国立競技場の白紙撤回」、
「安藤忠雄氏亡き後の安藤忠雄建築研究所」について、

 

安藤忠雄氏の考え方を知りたい方もおられると
思いますが内容はネタバレになるので書きませんが、
安藤さんらしく責任ある回答をなさっています。

 

このように「闘う建築家 安藤忠雄」について、
待たされただけのことはある充実した内容の
1冊になっています。

 

というわけで「安藤忠雄さんの建築」だけでなく、
闘う建築家「安藤忠雄さんの人となり」
がわかる1冊です。

 

ぜひ安藤ファンは一読です。
又縁起がよくないですが、これが本の遺作に
ならないように願いたいものです。

 

安藤忠雄という建築家がいたので、この半世紀の
建築や建築家が大変庶民レベルまでおりてきたの
でした。

 

安藤さん以前に日本の建築を世界に通用するように
努力したのは、東大教授だった故丹下健三氏です。

 

その門下生に磯崎新氏や故黒川紀章氏がいます。
その次のゲリラ建築家として、世に出てきたのが
まさに安藤忠雄氏であることには、間違いありません。

 

彼らは日本を代表する建築家、思想家です。
日本人はすばらしい芸術家を誇りに思う
いい感性を持った国民です。

 

そんな先輩がいることに感謝し、残された
建築物を文化の象徴と思う位に大切に見守り
続けて後世に残して欲しいとおもいます。

 

彼らは建築界のレジェンドです!!

 

ではでは~

 

 

 

 

カテゴリー 安藤忠雄と建築界

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